最後の最後まで

こんばんは。

久しぶりにブログ投稿します。


書こうか書かないか非常に迷いましたが

7月20日に祖父が亡くなりました。


死んでしまう1週間前に

祖父に会えることができました。


私は、元気な祖父しか見たことがなく

弱り痛そうにしている祖父を見るのが

耐えがたいものでした。


元気な時に祖父に会って

色々語ったりお酒を酌み交わしたり

したかったなと後悔しています。


痛そうにしている祖父をみながら

感じたことは、

一生懸命深呼吸をし、病院に行った

祖母の帰りを

待つ姿に心を打たれました。


腎臓が機能せず、身体中毒素が回る

状態で懸命に生きようとしていたのです。


そして1週間後7月20日に祖父が

亡くなりました。


火葬場に向かう車の中で

母が色々家族のことを教えてくれました。


おじいちゃん、おばあちゃんは

最初それぞれ違う人と結婚をしていて

離婚した後に二人は会ってるんだよ。

お母さんの兄と姉は母親が違うんだ。

と今まで聞いたことがなかったことを

聞かされたのです。


周りの友だちが親戚と仲が良いと

聞くと「どうしておれたちは親戚と会えないんだろう?」といつも疑問がありましたが

そういうことなのだと分かりました。


祖父と祖母は、非常に仲が良く

口げんかというか少し言い合いが

多かったですが互いに良いところ

悪いところを認め合っている。そんな

夫婦でした。


二人が巡りあって本当によかったなと

思います。

祖父と祖母が巡り合わなければ母が生まれず

姉や、兄、私もこの世にいません。


そう思うと、感慨深いな。

と思いました。


自分がこの世に生を受けたのは、当たり前の

ことではないということ。


火葬場で最後に祖父の姿を見ることができて

本当によかったと思います。


1週間前に、辛そうな顔を見てしまいましたが当日では安らかな顔をして眠りについていました。


軽度のアルツハイマー認知症の祖母が一人で何とか生活できるように色々準備をした祖父が安心して眠りについたのだと

思いました。


元気な時の祖父と色々話ができたのは

ちょうど私が大学に上がる前の

春休みでした。


その時に言われたことが

「大学でいっぱい勉強するんだぞ。」

です。

この言葉がずっと引っかかって

大学でどう過ごそうか?と問い続ける

ことができたのだと思います。


もし社会人になって元気な祖父に

会っていたらこう言うと思います。

「一生懸命働くんだぞ。辛かったら

おじいちゃんの所来いな。」と。


武士のように決して弱さを

見せず最後の最後まで

おばあちゃんの面倒をみていた

おじいちゃんを心から尊敬します。


一生懸命頑張ります。